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加賀友禅 彩色体験

更新日:2023年7月6日

金沢の伝統工芸「加賀友禅」の彩色(色入れ)を加賀友禅作家の説明のもと体験できる、屋内コンテンツです。雨の多い金沢では、せっかくの観光なのに突然の雨…という事も珍しくありません。


天気の心配がいらない屋内で金沢の文化を体験してみませんか?





 

<彩色体験とは?>


加賀友禅の制作工程

​1

図案作成

紙に加賀友禅の図案(絵柄)を作成します。

2

仮仕立て

3

下絵

図案の上に白生地を重ねて下から照明を当て線を写します。

4

糊置き

​もち米の粉を蒸して作った糊下絵の線に沿って細く引きます。

5

彩色

​加賀友禅制作の中心となる工程で、糊を引いた輪郭の内側に、筆や刷毛を使って様々な色をさしていきます。仕上がりの美しさと品格がここで決まるため高い技術と色彩感覚が要求されます。

6

下蒸し

7

中埋め

彩色された部分を糊で伏せ地色を染める際に色が入るのを防ぐ。

8

地染め

「引き染」ともいわれ刷毛を使ってきものの地色を染める工程。

9

本蒸し

10

水洗

流水で糸目糊や伏せ糊、余分な染料を洗い流す工程。

11

脱水・乾燥

12

仕上げ

加賀友禅の制作工程の中で花形である「彩色」を加賀友禅作家と一緒に体験できます。



 


<体験の流れ>


1.加賀友禅作家から体験内容や加賀友禅について説明


2.数種類ある絵柄からお好きな物を選び、生地に彩色して筆や生地の感触を感じていきます。


3.完成した作品はお渡しできますので、直ぐお持ち帰りできます。



お子様でも楽しむことが出来ます。




 


<体験料金>

3,300円(税込)~ / 1名様(60分程度)

※追加料金などは一切かかりません。

※所要時間は目安になります。



 


<ご予約・お問い合わせ>


KIMONO SALON CROSS

お電話:076-225-8305

公式LINEアカウントからも承り中

※染料の準備があるため2営業日前までに予約が必要です



 


<加賀友禅とは?>

加賀友禅の歴史は、今からおよそ500年前、加賀の国独特の染め技法であった無地染の「梅染」にさかのぼります。そして模様が施されるようになったのは17世紀中頃。いわゆる加賀御国染と呼ばれる兼房染や色絵・色絵紋の繊細な技法が確立されたことから、加賀友禅は現在の道を歩み始めました。正徳2年(1712)京都の町で人気の扇絵師であった「宮崎友禅斎」が金沢の御用紺屋棟取の「太郎田屋」に身を寄せ、斬新なデザインの模様染を次々と創案。その傑出した能力で友禅糊の技術を定着させるなど、加賀友禅の発展に大きく寄与しました。その後、加賀百万石の武家文化のなかで培われ、多くの名工を輩出しました。五彩と言われる臙脂・藍・黄土・草・古代紫を基調とし、着物に美しい自然の息吹きを封じこめる加賀友禅。落ち着きのある写実的な草花模様を中心とした絵画調の柄が特徴で、線にも手描きの美しさが感じ取られます。外を濃く中心を淡く染める「外ぼかし」や「虫喰い」の技法も使われます。仕上げに金箔や絞り、刺繍など染色以外の技法をほとんど用いないことも京友禅とは異なる特徴の一つです。加賀友禅には繊細な日本の心と、染めの心が絶えることなく脈々と息づいています。

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